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2014年11月30日日曜日

Googleマップの謎の誤動作と Albert's Liquid Waste

先ほど、ブラウザでGoogleマップをいじっていたところ、妙な誤動作にでくわした。

大阪は泉南市の「せんなんわくわく広場」という施設をクリックして情報を見ようとしたら、突然地図の表示位置がぶっ飛んで、何もない海の中にぽつんとある、「Albert's Liquid Waste」という施設を表示した。
わけがわからないよ。



飛んだ先は、アフリカのガーナ沖にある、この場所(Google地図へのリンク)
ほぼ北緯0度・東経0度のところで、小島があったりするのかどうか。そのあたりで海底が盛り上がっているようには見える。

なぜそんなところが突然表示されたのか。
単に通信エラーか何かで経緯度の通信を取りこぼして、とりあえず0, 0地点を出した、とか。
他に考えようもないしなあ。
そうでなければ、何か怪しげなプログラムでも侵入してるだろうか……?


また、なぜこんなところにその会社の位置情報が設定されているのか?

このAlbert's Liquid Wasteというし尿処理会社は、先の地図のクチコミを見に行くと、Google+にローカルビジネス確認済みのページがある。
また、www.grenvilleseptic.comという独自ドメインのサイトも持っているようだ。Facebookやいろいろなネットサービスへも登録されている。
下水処理装置の設置・修理や仮設トイレのレンタルが業務であるらしい。
 
ただ、Google+のページに掲載されている位置情報は、カナダの森の中の道の上になっている。ガーナ沖ではない。
そこを航空写真で見ても、倉庫とかバキュームカーがあるようにはとても見えない。森だけ。
まあ、別のところにあるだけ、あるいは森しかないようなところだから住所表記が曖昧で、実際は結構違うところにあるとか、そういうことかもしれないが。
こんな宣伝動画もあった。内容は、会社の人が名前を言って、社名を言って、サービス内容を列挙して、最後に電話番号を言おうとして忘れちゃって終わり。番号はちゃんと文字で出るし、サイトにも記載がある。
その動画をアップロードしている人は、カナダで映像作って商売している人のようで、LinkedInにその人のアカウントがあったりした。

そこらじゅうに情報はあるものの、有名企業というようなものではなさそう。
し尿処理業者がそこらじゅうで話題になることもないだろうから、会社自身が開設したSNSのページや電話帳など、そういうページくらいしかネットでは見つけられない。
ユーザーが「ここにお世話になった」なんて体験談は、まあなさそう。
これは、うちの近所のし尿処理をやってた業者の名前を検索しても、やはり業務関係のちょっとした情報しか出ないので、業種的に仕方ない、むしろ自然な状態と思われる。
ユーザーの声とかが多く見つかるようなら実在企業かと思えるのだけど、これじゃ実在とも架空とも判断できないな。

集められる情報から想像する限りだと、「実在する会社だけど、なぜか北緯0度東経0度に誤登録されちゃった」くらいが妥当な線かなあ。


Twitterで検索すると、古いツイートも少しだけあるが、今年11月下旬から突然、「北緯0度東経0度にAlbert's Liquid Wasteってのがある」との話題が出ているようだ。
こんなわかりやすい緯度・軽度にあるものはすぐ見つかると思うので、最近設定されたと思うべきかな。
地図にはわざと変なことを書いた部分を作っておいて、丸コピーを防止することがあるというけど、その役目にするにはわかりやすすぎる気もする。やるならもっと、木の葉を森のなかに隠すようなことをしたほうが。

ただ単なるミスなのか?
Googleの地図コピー防止策なのか?