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2014年3月29日土曜日

大仙公園 (Q10 + 02 STANDARD ZOOM他)

こないだ安かったからつい買ってしまったPENTAX Q10。
レンズ交換式カメラのマウントは増やすまい、増やすなら今のKマウントは一式処分して……と思ってたんだけど、まあQは別枠っていうことで。

といいつつ、いきなりKマウントアダプターやらCマウント(シネレンズ)アダプターやら調達して、早くも変なことする気まんまんなのだけれど。


桜の季節なので、02 STANDARD ZOOMと、KIWIFOTOS製 Kマウントアダプター + 純正マウントアダプターK + スーパータクマー 55mm F1.8を持ってお出かけ。

Q10だと5.5倍するとライカ判相当になる。55mmをつけると大体300mm。
F値は変わらずF1.8のまま。
ボケについては、発生するボケ自体は55mmF1.8の大きさで、センサーが小さいから5.5倍に拡大されることになる。これが300mmF1.8と同じなのかは私にはちょっとわからない。計算できそうだけど。
最短撮影距離も変わらず、元の撮影倍率が5.5倍になる。なんでもマクロになっちゃう。

マウントアダプターは絞りも操作できるもののはずだけど、TAKUMARを使う分にはマウントアダプターの機能に頼るまでもなく、単体でマニュアル絞りが使える。Avモードで自動露出、AEブラケットも使える。
手ぶれ補正も効くので、昼間なら手持ちで300mmも大体大丈夫だった。


55mm F1.8で撮ってこんな感じ。寄るのはまだまだ寄れる。アンダーになったけどまあ。
ただ、このレトロなレンズの開放では、ピントのピークでさえ1/2.3型1200万画素センサーに対して解像度が足りない。寄るとピントが薄くなることもあって、MFが大変。
F4とか5.6くらいに絞るとそこそこやりやすくなる。


こっちはちょっと絞った。だいぶ写りがしっかりする。


確かこれでほぼ最短だったはず。
でもカメラがちょっと前後するだけでピントがずれるし、花全体にピントをあわせることもできない。


遠景はこんなに。
ローパスフィルターもないことだし、まあまあよく写ってる。


ここから02 STANDARD ZOOMに付け替え。
テレ端で寄ってみたけれど、コンパクトデジカメみたいにレンズ前2cmまで寄れるとか、そういう造りではなさそう。



さすがにシャープさも色乗りもぜんぜん違う。
ただ、広角端開放だとかなり周辺光量が落ちる。(この画はF4.0なので光量落ちは目立たない)
歪曲収差も補正掛けないと結構出る。


テレ端。
テレ端だと補正なくても歪曲も周辺光量落ちも目立たない。
しかし15mmF4.5、換算83mm。あんまりボケは出ない。


イガのついたどんぐりが転がってたので、スーパータクマー55mmで狙ってみた。


また02 STANDARD ZOOMに戻し。
ただこれ使うとよく写るんだけど、単なるコンパクトデジカメとあんま変わらなくもなるな。センサー同じだし。
収差補正なしでも十分写る、大きさもかなりあるのにF値が明るくもない、沈胴式でさえない3倍ズームレンズだから、大抵のコンパクトより良く写るのも確かだけど。



ただ、別の時に、自分が日向にいるときに日陰に向けて、テレ寄り(12.6mm)で撮ったら、ゴーストが出てコントラストの低下があった。
多分太陽の位置は左上の方だけど、もしかするとフードでもあれば解決するとこかも。


それから別の時に、スーパータクマー45-125mmF4のテレ端で撮ってみた月。
125mmで大体上下1/6くらいの大きさに写った。
600mmくらいのレンズがあれば、大体画面いっぱいになりそう。



Q10を使っててちょっと気になったのは、あまり遅いSDカードを使うと、JPEGであってもAEブラケットの後の記録待ちが、差支えがあるレベルで遅くなる。
まあ、クラス4のMicroSDをアダプターで入れたりしたせいだけれど。
昔のデジカメだと、メモリーカードも画像処理も遅くてあたりまえだから、本体にバッファメモリを持たせるものが多かった、特に高級機なら当然だったんだけど、今は流行らないのかな。

JPEG最高画質での記録サイズは、森を写すような大きくなって当然のときに8MB近くになったが、今回は平均的には4MBくらい。
花のマクロとか比較的小さくなりそうなのが多かったから、もうちょっと大きい平均になるかも。
同じ画素数のK-01だと6MBくらいが平均値。


02 STANDARD ZOOMは、デジタル処理でごまかさなくてもいいようにちゃんと作ってるな、という感じ。これなら、並みのコンパクトデジカメよりは上のレベルと見える写りになると思う。


他のミラーレス機だと、センサーは少しだけ奥まった位置にある。フォーカルプレーンシャッターがあるせいだと思うけれど。普段はシャッターも閉じてるから触れない。
ただ、Qの場合はシャッターがないから、センサーがマウント面直後にある。

で、ちょっとした事故で触ってしまって指紋がつく。
一回やってしまって、推奨されないやり方で慌てて清掃した。
一応写りに影響ない感じにはなったけれど、傷とかつけたらアウトなので、普通はサービスに持ち込んで清掃依頼すべき。1000円くらいのもんだったはず。

これほどセンサーに事故を起こしやすそうなレンズ交換式カメラは他にないと思うので、要注意。
(厳密には、CMOSセンサー前に何か一枚入っていて、そこに触れてしまう。多分赤外線カットフィルターだと思う。下手に拭いてよいほど頑丈かどうかはわからない)



のだけど、装着するとまったくピントがこない。
レンズ側を無限遠にして、さらにマウントをゆるめてレンズを離していくとかろうじてピントが出た。オーバーインフになってるようだ。

他にシネレンズを持ってないもんで、マウントアダプターが間違ってるのか、レンズが不良なのか、ちょっと判断できない。
マクロアダプターと称するものがついているのだけど、これ使うと無限遠出なくなる。うーん? いや、なにいってんだ、マクロリングかましたら無限遠でなくて当たり前。マクロ撮影なら可能。